引きこもりが最も多い世代が就職氷河期の人たちだそうです。
まともな職に就けず、私みたいに非正規で職を転々としてきた人が40歳前後になり、安月給の会社で働くことに嫌気がさして仕事を辞め、引きこもっている人たちが多いそうです。
最近ニュースで、政府がこの「就職氷河期世代の支援に乗り出す」とありました。
関係のない人たちから見れば「引きこもりを社会復帰させるため」とかいいように聞こえますが、当事者の私から見たら、ただ生活保護を払いたくないだけにしか聞こえません。
国が税金を使って支援してくれるのですから、悪い話ではない。
しかし、20年近くも放置してきておいて何を今さら・・・としか思えません。
この20年で社会から受けてきた傷をたった3年でどうにかしようなんて馬鹿げてる。
この制度を利用して、ブラック企業が低賃金で奴隷として働かす未来しか見えない。
バブルの頃や今の売り手市場と言われる時代の人たちにはわからないでしょうが、本当にまともな仕事なんてなかった。
面接に行く度、上から目線でありえないような質問をされ落とされ続け、この年齢になりやっと支援って遅すぎる。
私が働きだして約20年近くたちますが、また1からまともに働こうなんて思うには時間がたちすぎました。
もしまともな会社に就職できたとしても、また「40近くにもなって・・・」とか言われるに決まっている。
会社を転々としてきた私は中途半端なスキルしか身についていないので、いきなり正社員で、周りの人たちと同じようにやれと言われてもできない、体が働くことを拒絶しているから。
外国人労働者の受け入れも始まることですし、これに何もできない中年が会社に入って経営が成り立つわけがない。
誰にでもできる単純作業を低賃金で働かされることになるでしょう。
私も今働いている派遣の会社が5社目です。
今回は人間関係も良くて続けられそうと初めは思っていたけど、人間関係だけではないみたいです。
昔はこうだった、毎日2時間ぐらいの残業はあたり前、無茶な仕事を振られる、やったことない作業を当たり前のようにさせられる、専門用語が多すぎて何言ってるか理解できない・・・等々。
面接の時に聞いていた事と違うことが多いです。
結局この労働環境が嫌で、働きたくないだけだと思います。
40近くにもなれば記憶力や体力の低下で、頑張っても若いころのように体がついてこない、諦めるには十分な年齢になりました。
就職氷河期世代の事は忘れてくれ、私は自由に生きていくと決めた。
何もかもが遅すぎた・・・。
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