Twitterで「リーマンショックから10年」と言うのをよく見かけたので、当時株取引をしていた私の状況を思い出してみました。
私はライブドアショック後ぐらいから株式投資を始め、最初はデイトレを中心にやっていました。
少しして自分にはデイトレの才能が無いことに気が付き、スイングトレードを試してみることに…
いろいろ自分の生活スタイルに合った投資法を試しているところでリーマンショックが起こりました。
そこまでの利益はプラス10万ほど。
まだよくわかっていなかった私は「リーマンブラザーズが潰れた?だから何?下がれば買いでいいんじゃね?」と思っていて、どんどんナンピンしていき、日経が1万を割れる頃には証券会社に入金していた資金が尽きてしまいました。
当時は麻痺していたのか、今考えるとありえないのだが、日経平均が毎日500円以上値下がりするのが普通になっていました。
今覚えているのは、評価額が—70%を超えていた事、そして証券会社にログインすらしなくなっていた事、そして携帯電話に登録していた株価が見れるものは全て削除した事。
いつか元に戻ればいいと思いながら過ごしていました。
今になって思う事は、あの時全力で株を買っていれば…と。
ネットで「リーマンショックの時に買っていれば大儲けじゃん」みたいな書き込みをたまに見かけますが、当時のあの状況で全力買い出来る人は多くはいないと思います。
それほどひどかった。
メガバンクがそろってストップ安、大手商社もストップ安、あのトヨタ自動車でさえストップ安に張り付いていたこともありました。
そんな状況で全力でお金を突っ込むなんて私にはできない。
結果だけ見れば、あの時が買いだった…そう思うのは簡単です。
私も「何故の時もっとお金を突っ込む勇気が無かったのか」と思う時があります。
これから先もし、リーマンショック級の暴落が来たら私はまた同じことを繰り返すでしょう。
今度暴落が来たら次こそは全力で…日本株じゃなくアメリカ株に投資しよう。
そして数年後には2倍?いや3倍?配当金も入ってくるし…
そうなればもう働かなくていい、リタイアして自由になるのだ。
世の中そんなに甘くない。
コメント
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リーマンショックが起きた9月。でも底はかなりの時間差をおいて来ましたね。
あの当時、派遣で働いてたのですが、工場の天井クレーンにかかる玉掛け用のロープで首を吊って死にたいと思ってました。
数百万円が一気に消えてしまいました。
翌年の春に全力買いして奇跡のような復活でしたが、株の怖さを思い知らされました。
だから今のような高い水準では何も買う気がおこらないですね。
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>えむ さん
会社では早期退職の話や、減給の話ばかりで、同僚が次々辞めていきました。
そんな中資産までも減っていき、絶望感しかなかったですね。
当時の価格を見ているので、今の水準ではなかなか手が出しにくいです。