私が勤めている派遣先の企業では、過去に派遣から正社員になった人が数名います。
その話は入った時の歓迎会で社員の人から聞きました。
先日、派遣の同僚(28歳)と話していると、その人は「がんばれば正社員になれるかもしれない」と期待しているみたいな話をしてきました。
もちろん私は、その可能性はほぼないと否定してあげました。
正社員登用があるという希望を否定した理由
以前正社員登用があったのはリーマンショックの時だけ、今も有期派遣→無期派遣と切り替えられ何年も務めている人がいる。
リーマンショックの時に派遣は全員クビになったらしいが、その時に優秀な人数名を正社員で採用しただけ、正社員登用を積極的にしている会社なら、何故今も無期派遣で働いている人がいる?
正社員登用の制度があると聞いたことが無いし、リーマンショックの時は派遣が全員いなくなったら将来会社が回らなくなるので、最低限の人間を社員として確保しただけではないのか?
今は新卒や中途採用もかなり積極的にしているが、今いる派遣の人の方が実績があるのに正社員にしないのは何故?
売り手市場と言われているが地方で有名企業に入るのは難しい、周辺の学校に求人を出せば新卒がいくらでも来るので、わざわざ派遣を正社員にする意味はない。
正社員登用は無いと全面否定した結果
正社員登用の話を今やっているということを社内で全く聞かないのは不安に思っていたみたい。
後1年様子を見て、身の振り方を考えようと考えているみたいです。
いつも労働者が不利になる
何でも希望をもってすることは悪いことだとは思わないが、会社にだけは期待することは何もない。
派遣なんて安く人を使えるとしか思っていない日本の企業で、どう頑張ればいいのかわからない。
今は景気がいいと言われているが、不景気なった時今の状況は一変する。
また非正規の雇止めが増えるに決まっている。
結局それの繰り返しで、一度レールから外れた人は元に戻ることは難しい。
正社員登用の基準を始めに提示して、景気に関係なく採用するような制度が必要だと思う。
派遣の3年ルールも先の事なんてわからないし、3年後不景気だったら終了なんてことを考えると消費意欲も消えて、私みたいなダメ人間がますます増えていくのではないかと思われます。
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