NISA(ニーサ)とは
毎年決まった投資金額で、株式、投資信託、ETFの値上がり益や配当金を非課税にするものです。
1・日本に住む20歳以上
2・年間120万円まで
3・非課税期間は投資した日から5年間
4・口座開設できる期間は2014年から2023年まで
2について少し補足
年間120万円までとありますが、これは買えば減っていきます。
利益が出たから売却しても戻りません。
年間投資枠の120万円は1年過ぎるとリセットされ、また120万円になります。
投資枠が残っていても次の年に引き継げない。
リセットされるのは毎年12月末です。
NISAのメリット
株式は普通売却して利益が出ると、その利益に対して約20%の税金がかかります。
ある株式をNISAで購入します、利益が出たので売却したら、その20%の税金が0になり、全額利益になります。
ある銘柄が上昇して1万円の利益が出たと仮定
NISA無:利益1万円-税金20%(2000円)=8000円の利益
NISA有:利益1万円-税金なし(0円)=1万円の利益
配当金も同じです。
買った株式を保有しているだけで配当金が振り込まれます、ここまでは普通に買ってもNISAで買っても同じです。
買付時にNISAで買うと、普通なら20%かかる税金が0%となります。
※NISA口座で配当金を受け取るには、配当金受取方法で「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。 (詳しくはお使いの証券会社にご確認ください、ネット証券ならパソコン上で簡単に変更できます)
手数料
私が使っているSBI証券ではNISAで買うと手数料無料となっています。
上場株式は買付+手数料 売却+手数料がかかりますが、NISA口座で取引すると、買付・売却時の手数料はすべて無料となっています。
手数料は取引金額によって変わるのですが、最低でも108円かかります。
買付→売却で手数料は最低でも216円必要でNISAならこれが0円になります。
NISAのデメリット
利益が出た時は税金が0になり非常にありがたいのですが、逆にマイナスになった時にNISAのデメリットが出てきます。
ある銘柄を1万円で購入、株価が8000円になったので売却。
普通は損益がマイナスになった場合税金はかからないのですが、NISAの場合8000円の利益があったと見なされます。
なので、8000円×20%=1600円となり、
購入金額1万円-売却金額8000円=2000円
2000円+1600円=3600円となり、普通なら損失が2000円で済むところが、NISAだと3600円のマイナスとなります。
マイナスで売却した場合、何故か税金が上乗せされて余計にマイナスが大きくなります。
例
去年NISA講座で買った株がまだマイナスで売れない、でもこの辺りが底っぽいのでNISAで買い足したい。
去年はNISA枠を全部使い切っていたので買えなかったけど、今年になればまた120万円復活するので、買い足せます。
配当狙いの長期投資なら
まとめ
NISAは長期投資&枠が120万円なので小額投資向きです。
私の運用方法は、単元の安い株をナンピン買いで長期投資しています。
リーマンショックの時に、みずほFGを下がるたびにNISAで買い足していました。
180円ぐらいから買い始めて、120円ぐらいの時にNISA投資枠が無くなり力尽きましたw
そこからは普通に買い増ししていましたけど…
NISAで買い付けた方は50万円ほど利益が出ましたし、その間にもらった配当金もあり、両方とも非課税になっています。
およそ10万円分の税金が免除となりました。
短期で売買される方は120万円の枠では全然足りないのでNISAは不向きですが、長期投資で値上がり+配当金を貰おうという投資スタイルの方には非常にいい物となっています。
不況になっても配当金を出し続けてくれる会社を選ぶのが重要になります。
あと、倒産しない会社ですね。
最近ではシャープや東芝が大変なことになり、大企業でも「絶対に潰れない」と安心できない時代ですが、できるだけ無配当+倒産といった事が起きない安定した会社に投資するのも大事だと思います。
他にもNISAで買うと手数料が無料になるという商品があるのでお使いの証券会社のHPで調べてみて下さい。
最後に
私はSBI証券を使用しております。
税金関係の方はどこの証券会社も関係なく共通となっていますが、手数料に関しては、各証券会社によって、少々違ってくることもあるので注意願います。
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